グラミー賞のトロフィーにエピログが使われてる理由

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1958年に設立されたグラミー賞は、ナショナル・アカデミー・オブ・レコーディング・アーツ・アンド・サイエンス が主催する音楽賞です。
最初にトロフィーを製作していたのはボブ・グレイブス氏でした。

彼の見習いとして働いていたジョン・ビリングスが現在トロフィーを製作しています。

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ボブが亡くなられた後、ジョンはそのビジネスを購入し、自分のガレージに移動しました。
当時はレーザーを使用していませんでした。
グラミー賞は金型から作成されていて、プラークに名前、タグにシリアルが刻印されています。
プロセスが長く3時間程度時間を費やすことも珍しくなかったことです。

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「エピログレーザーは、全く新しいツールで私の想像性と能力を持つことで、新しい始まりに謙虚な光を照らしました。」とジョンは話しています。
ジョンは大きなアイテムを彫刻できる機会をさがしていて、ある業界紙でレーザーを見たときは費用を正当化するこができるとは思っていませんでした。しかし、様々なフォーラムでのコメント、レビューを読んで、マニュアルをダウンロードし研究を始めました。
ジョンは彫刻に適してたEpilog Helixに決めました。

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グラミー賞を作成するのは時間のかかるプロセスです。しかし、エピログが彫刻時間を短縮してくれました。
一度に40のグラミーを彫刻することができるようになりました。そのときは感動したそうです。
それぞれのグラミーはシリアル番号を取得しています。
過去には小さな真鍮板に彫刻し貼り付けていました。
エピログはプレキシグラスから治具をカットしそのままシリアル番号とロゴを彫刻することができるので完成までたったの20秒です。
過去34年間で8000のグラミーを作り、偉大な名前を彫刻するとき、彼はまだ謙虚な感覚を持つそうです。
最も記憶に残る賞は1991年のボブ・ディランのための功労賞でした。
ジャック・ニコルソンが60年代前半からファンだったボブ・ディランにトロフィーを掲示したとき、彼は式典にいました。その週間、ジョンはとても誇りに思ったそうです。
ジョンは、グラミー以外にも時折他の組織のための金型つくりの仕事も行っています。
普段は使用しない素材でも、依頼があれば作成するそうです。
その時はマニュアルやウェブサイトを参照するそうです。

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