レーザー加工機とは

レーザー加工機とは

人工的に作り出した単一波長の光がレーザーです。そのレーザービームを用いた加工機械です。

レーザービームのエネルギーを利用して素材を切断、彫刻、マーキングを行います。
多くのレーザー加工機はデジタルデータによって機械を制御し、目的の加工を行っていきます。
デスクトップタイプの小型機種から、数メートルを超える大型機種まで、レーザーの波長も様々な種類が使用されております。
小型機はプリンター感覚での操作、工業用の大型機は専用のプログラムによって動かすタイプが一般的です。

レーザー加工機の歴史

1960年に米国で個体ルビーを使用したレーザー発振が実現しました。

以降、軍事利用や大型・特殊工業用途で使用されていたレーザー技術ですが、エピログレーザー社が1988年に民生用として世界初の汎用レーザー加工機を開発しました。
その後、多くのレーザー加工機メーカーが誕生しましたが、プリンターの様に誰もが簡単に使用できる汎用レーザー加工機のオリジナルはエピログレーザー社によって製品化されたのです。

レーザー加工機の仕組み

レーザー発振器で生成されたレーザービームは反射ミラーあるいは光ファイバーケーブルで伝送され、最終段においてエネルギーを高めるためにレンズで集光します。

集光されたレーザービームのスポット径はレーザーの種類や機種によって変わりますがおおよそ0.05㎜~0.2㎜程度まで絞り込まれます。
このような細いビームで加工を行うため、従来の刃物などを用いた加工に比べ、非常に精密な加工が可能となります。

レーザー加工機の種類

現在、様々なレーザー加工機がありますが、一般的に使用されているレーザー加工機は以下5種類になります。

▶ CO2レーザー加工機

最も一般的なレーザー加工機となります。
加工サイズはデスクトップサイズのコンパクトタイプから3mを超える大型タイプまで、また金属板切断が可能なタイプまで幅広い選択肢があります。
レーザーコネクトでも最も多いラインアップも取り揃えています。

▶ ファイバーレーザー加工機(マーカー)

主に金属へのマーキングや浅い彫刻に使用されます。
ロゴや製造番号などのマーキング刻印に使用されています。ガルバノスキャナーを使用した高速加工が可能なタイプと広い加工エリアが特徴のプロッタータイプがあります。

▶ ファイバーレーザー加工機(切断)

高出力のファイバーレーザーを使用して金属板の切断が可能なタイプです。
従来の高出力CO2レーザーでは加工しづらかった、アルミや真鍮の切断も可能です。発振器のサイズもコンパクトなため、小型機でも金属切断が可能になりました。

▶ YAGレーザー加工機

以前は金属加工用レーサー加工機に多く使用されていましたが、より高性能でコストも抑えられたファイバーレーザーに置き換えられています。

▶ UVレーザー加工機

より様々な材料への加工へ今後期待されているのがUVレーザー加工機です。
非常に高い周波数のレーザービームを使用することで加工時の熱ダメージを抑えることが可能です。レーザーコネクトではマーキング用のUVレーザー加工機をご用意しています。

レーザー加工機でできること

レーザー加工機があれば誰でも簡単に、様々な素材に彫刻・切断・マーキングが可能です。

従来、人件費・外注費や高価な工作機械など大きなコストを必要としてきたき加工作業も、 レーザー加工機を導入することでコストを削減することが可能です。 これまでレーザー先進国であるアメリカを中心に導入が進んでいましたが、 現在、日本でもあらゆる業界に導入されています。



レーザー彫刻

彫刻
laser engraving


  • 素材を深く削り、その凸凹による立体感を生かす加工

レーザーカット(切断)

切断
laser cutting


  • くり抜く・切り離すなど、 素材を完全に断ち切る加工

レーザーマーキング

マーキング
laser marking


  • 頑強な素材などを浅く削り、文字や模様を表現する加工

レーザー加工機で加工できる素材例

  彫刻 切断 加工例
 木材 盾、壁掛け時計、木製メガネフレーム等
 アクリル 看板、盾、トロフィー等
 金属 ギフト・ノベルティ名入れ(CO2) ・ 金属パーツ(ファイバー)
※こちらに掲載している素材は一部になります。より詳細な情報は以下のメーカー別の加工できる素材をご覧ください。

人気レーザー加工機メーカー別「加工できる素材」

エピログレーザーの加工できる素材  KERNレーザーの加工できる素材  レーザーライフの加工できる素材

その他わからない素材に関しましてはお問い合わせください。

レーザー加工機選定のポイント

まずは加工したい材料がどの種類のレーザーで加工可能なのかを選びます。

次に加工サイズです。どのくらいの大きさの加工を行うか?また、機械に入れたい材料のサイズがどの程度なのかによって変わります。
小さいワークの加工においても加工エリア内にワークを並べて加工することで作業効率があがるため、広い加工エリアの機械が有利に働く場合もあります。

その上で加工したい材料と加工エリアによってレーザー発振器の出力を選びます。多くの機種でレーザー発振器出力は選択可能です。 一般的に加工エリアが広い機械であれば、発振器出力も大きめの方が作業効率は上がります。

レーザーコネクトがおすすめする機種

目的別にご紹介いたします。

Fusion Maker Fusion Edge

初めてのレーザー加工機なら


Epilog / Fusion Makerシリーズ

初めてのレーザー加工機なら


Epilog / Fusion Edgeシリーズ
エピログエントリーモデルの新基準。 上位モデルの主要機能をそのままに、導入しやすいプライスを実現。 ローコストかつ高性能、初心者でも使用しやすいドライバーソフトや機能を搭載しています。


KERN

高性能でより汎用性の高い機械なら


KERN / OptiFlexシリーズ
大型、高出力レーザー搭載でアクリルから金属の切断まで可能。彫刻でも高い精度の加工が可能です。


CSB

とにかく金属切断がしたいなら


LaserLife / CSBシリーズ
コンパクトなボディでも金属切断が可能。発振器も空冷なので管理が簡単です。


HG-Farley

厚みのある金属/大きな切断加工がしたいなら


HG-Farley / GFシリーズ
高出力のファイバーレーザー発振器搭載でも高コストパフォーマンスを実現。




レーザー加工機の価格表・加工サンプル・カタログを無料で即日発送します。お気軽にお問い合わせください。

レーザー加工機のアジア最優秀代理店【10年連続】


レーザーコネクトはアジア地域で最も多くエピログレーザーを販売し、エピログ社より10年連続で表彰されています。

レーザー加工機のアジア最優秀代理店

小型~大型まで最適なレーザー加工機を選べます。

レーザー加工機の購入の流れをお伝えします。